建装資材販売、施工、化成品、アスファルト舗装、デイサービスなど多角的に事業を展開する黒崎産業株式会社
KUROSAKI INDUSTRY CO.,LTD.
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休業日:第1・第2・第4土曜日、日曜、祝日
2020.9.8
おっす、四代目!9月になったけどまだまだ暑いね、エアコンを適切に使って夏バテしないようにしてね。
それと、今年は日本近海の海水温が高いから、台風が勢力をもったまま日本に上陸するとのこと。台風に対する備えもお願いしますね。台風や地震は日本に住んでいれば必ず遭遇する。来てからでは遅い。来る前に最低限の準備をしておこうね。
ところで、今回の伝言は社員さんからの質問からだよ。その回答を伝言にするね。
三代目の人生を変えた出来事ってありますか?という質問をもらった。
人生を変えた出来事が、大きな人生のイベントという意味だとすると、
ちょっと思いつくままに書いてみるよ。
中学受験不合格
大学受験不合格からの東京での浪人生活
就職活動失敗からの大学院進学
改めてみると学生時代から挫折だらけだねw
初めての海外長期旅行inウィスラー(カナダ)
神奈川県の会社に就職
父親に胃がんが見つかり黒崎産業へ戻ることを決意
有休消化を活用してヨーロッパを一人でバックパック
修行の為に苦手な営業職としての転職
結婚
有休消化を活用して奥さんと二人でのイタリアフランス長期旅行
黒崎産業への入社
子供の誕生
代表取締役社長の就任
トライアスロンを始める
アイアンマンを完走
とこんな感じだろうか?
学生時代から挫折続きだったせいだろうか、これからの人生ももっと様々なことが起こるだろうけど、良いこともそうでないことも、意外に淡々と事実を受け止められる万事塞翁が馬的な性格になったよ。
だから正直に言うと、この出来事で私の人生が大きく変わりましたという感覚はもっていないんだ。
でも、あえて言うならば、 ”本”を読む習慣を身につけたことが、今の私に大きな影響を与えている、人生を変えた出来事 かもしれないと感じているよ。
私は学生の頃はあまり読まなかった本を、苦手な営業職に転職して以降から沢山読むようにしたんだ。
営業の仕事というのは、相手が抱えている課題(既に気づいている場合もそうでない場合もある)に気がついて、その課題の解決策を採用してもらうのが仕事だ。
でも営業に転職するまでの私は、家族や友人以外の人がどんなふうに感じて、何に悩んでいるのかという事についてほとんど興味が持てない閉じた性格の人間だった。そんな状態では、営業の仕事はうまくいくはずがない。
そんな状態だったから、営業の仕事が始めは上手くいかず本当に辛かった。投げ出したかった。でもそれを何とかしなければという動機から、藁にも縋る思いで「売れる営業マンになる為に」「できる営業マンとは」というような感じの本を複数手に取った。それらの本の中に営業マンは物売りではなくて、相手の心を慮り、相手の課題の解決をするのが仕事だと書かれてあったんだ。
加えて、それらの本の中に、営業はテクニックだけじゃダメで、相撲でいうところの心技体がそろっていないとダメだとも書かれていた。
高い教養と熱い気持ち=(心)
テクニック=(技)
体力や見た目(体)
が必要だとも書かれていた。
だから、その本のアドバイスに従って、いろんなジャンルの本(古典や小説:様々な境遇の人々の心の機微や葛藤や心配事は何千年も前からあまり変わらないことが分かる)を読んだし、運動もしてスーツや靴にも気を使うようにしたよ。
これらのことと周囲の先輩の温かい指導のおかげで、営業の仕事で実績を出せるようになってきて、あんなに苦手だった営業の仕事が少しずつ好きになっていったんだ。そしてそれからも色々な本を読んできて、今の私がある。
人はそれぞれ、本に対してどのような意味を持たせているのかが違うと思うのだけれど、私の本に対する感覚は”本≒人生という知らない街を歩くときの地図”という感じだ。
本を読まないということは、知らない街を地図なしで歩きまわるように、自分の少ない経験と勘だけで物事を判断している。 私は歴史に名を残しているような偉人の書いた地図を片手に人生という街を歩いた方が街を楽しく探検できるような気がしているんだ。
もちろん本の中には、役に立たないものや、あべこべなことが書かれてるのもあるから注意が必要だけど、それは自分が人生を歩きながら確かめたらいい。
だから、是非四代目も自分がいつも傍に置いておきたくなる本を見つけてね。人生が変わると思うよ。
四代目はどんな本が好き?
三代目社長より