そして本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』という本に出会ってからは、さらにに本を読むようにしたんだ。

本の読み方については『レバレッジ・リーディング』に書いてあるから、読書という習慣を始める前に読むとすごく参考になるはずだ。

私から読書について四代目に伝えておきたいことは、次の3つ。

1つ目は、仕事や経営に役立てたい気持ちが先立つと、所謂『ビジネス書』ばかり読みがちだけど、それじゃ片手落ちだ。

一般的な『ビジネス書』はテクニック的な事が書かれていることが多い。相撲でいう心技体の『技』だね。『技』も当然必要だけれど、それを使いこなすには『心』と『体』も鍛えなきゃ。だから『心』（思想や理念や哲学）を鍛える為にも読書を活用してほしいんだ。だから古典や小説や哲学書などのジャンルも読むようにして欲しい。

2つ目は、『何をどれだけ読んだ』という事より、『読んでから何の行動を起こしたか』を重要視して欲しい。例えば、難解な哲学書を100冊読んで何の行動を起こさない事より、幼児向けの絵本であっても、そこに書かれていたとおりに大きな声であいさつをしたとしたら、絵本の方が価値は高いと言えるのではないだろうか？

3つ目は、今まで知らなかったことが分かるということは、人生の大きな楽しみ。だから読書は始めると楽しいぞ。

四代目は何の本を読んでインスパイアされ、どんな行動を起した？

三代目社長より