その冒頭でみんなに社内コミュニケーションについて話をしたよ。

来期71期のテーマは、

「自分の考えを積極的に伝え、それ以上に相手の考えを聞く」

簡単に言い換えると社内コミュニケーションが大切だからしっかりやろうということです。

ただし、勘違いをしてはいけないのは、

『コミュニケーションは手段であり、目的ではない。』

ということです。

では、社内コミュニケーションの目的はなんだろうか？

目的は、仕事が上手くいくこと、言い換えると今回の様な策定会議で立てた目標を達成するということです。

ここでいう仕事というのは、我々社員が効率的にそして気持ちよく働いて、お客様の役に立ち、その見返りとしてお客様から報酬を頂くという意味です。

社内同士の仲が良い事はとても大切なことである。しかし仲が良いだけで、やるべき事、守るべき事を社員同士や上司や部下に言わない、また聞く耳を持たない、そんなに厳しいこと言うなよと言うような人がいたとしたら、その人は社内コミュニケーションの目的を理解していない人です。

草野球とプロ野球の違いを想像して見てください。

野球を楽しむことが目的なら、チームメイトの練習不足による失敗や作戦の理解ミスは目くじらを立てて話し合い必要はない。しかし試合に勝つ事目的なら、チームメイトが練習不足だったり、作戦を理解していない事が分かったら、選手同士でも、時には厳しく激しく、試合に勝つ為に何をするべきか、何をしてはいけないか、どんな練習をするべきか、どうしたら勝てるチームになるかをチーム内で監督を中心に、チーム全員で話し合い、合宿し、方針を統一させることが当たり前ではないだろうか？だからプロは試合に勝つ為にキャンプを張ったり、合宿をするのです。

チームが勝利する為には、明るく楽しくそして時には目から火がでるくらい厳しく注意や励ましを贈ることが大切です。

ところで我々の仕事は、趣味の草野球でしょうか？

それとも勝つ事で報酬が決まるプロ野球でしょうか？

そうです、我々はプロフェッショナルです。

この策定会議はプロフェッショナルによるプロフェッショナルの為の、試合に勝ち抜く為に何を実行するかを考えるキャンプであるところの策定会議なのです。

これは社内コミュニケーション話ですが、お客様、メーカーさん、協力業者さんとも同じです。コミュニケーションは目的ではなく、手段です。

何の為に、どんなことを伝えたくてコミュニケーションしているのかをもっと意識して、行動すれば、目標達成は今よりも速くなります。