護身術ではない。護身術とは、攻撃されることを前提にしている。武術は負けない、生き残るためのものなので、どうすれば攻撃されないかを先に思考する。

なるほど、そうなんだね。会社経営と同じだね。会社経営の究極は生き残り、継続させる事だと私は考えているんだ。

では、続いて

敵とは・・・

『私たちの敵は必ずしも同じアリーナに登場してくる対戦相手には限定されない。敵とは機能的に定義すれば、私たちの身体的パフォーマンスの最大化を損なうもののことである。私たちの身体的パフォーマンスは、対戦相手以外にも、伝染病のウィルスや臓器の不全や心的ストレスや加齢や天変地異など無数のファクターによって損なわれるからである。』

なるほど、敵とは、直接目に見える対戦相手だけで無く、己のパフォーマンスを下げる全てのものが含まれるということなんだね。

日頃の健康管理やメンタル的なケアを怠ると経営判断のパフォーマンスが下がっちゃうもんね。

この本を読んでいて、私がトライアスロンにはまっている理由が自分の中で整理できたよ。

特定の誰か(対戦相手)に勝つ為にやっているのではなく、負けない（完走する）自分になる為にやっている。

最大の敵はといえば、そんなことはできない！やめてしまいたいと可能性を否定する自分自身。