建装資材販売、施工、化成品、アスファルト舗装、デイサービスなど多角的に事業を展開する黒崎産業株式会社

KUROSAKI INDUSTRY CO.,LTD.

黒崎産業株式会社

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四代目社長への伝言 vol.19「思考の時間軸を伸ばそう」

2014.3.13

マラソン出場に向け身体をしぼる為、昼食をビスケットだけにしてるから、いつもお腹がなってちょっと恥ずかしい今日この頃、四代目の調子はどうだい?

 

 

今回は今年一月、小松製作所 相談役 坂根 正弘さんの講演を伺う機会があったのでその話をするね。

始めに坂根さんについての略歴を紹介するよ。坂根さんがコマツの社長に就任した2001年は赤字800億円という厳しい時期だった。しかし構造改革を断行して20033月期に330億円の営業黒字というV字回復を達成。欧米はもちろん、新興国にもグローバル展開を進め、2007年度1700億円の経常利益、2009年は売上高2兆円にして、コマツを世界第2位の建設機械メーカーに導かれた。2009年には米ハーバードビジネスレビュー誌で「在任中に実績をあげた実行力のある最高経営責任者(CEO)」のトップ100に、日本人トップの17位に選出されたすごい方なんだ。

 

 

 

講演を伺った感想は、流石世界のコマツの坂根相談役!思考もダントツでワールドクラス!!

なんだけど、そこで止まってしまっては勿体ないから、そのお話をスケールダウンめいっぱいし()黒崎産業に当てめて何を実行すればよいかという観点から話をしてみるよ。

 

 

 

 

歴史と数字の分析が重要

 

★地球が誕生してから今までを24時間として考えると、化石燃料は数秒でなくなる。だから次世代においてやるべき産業というのは代替エネルギーしかない。

 

1989年のバブルは、団塊の世代がお金を沢山つかう40代であった為に景気がよかったと分析できる。20142019年は団塊ジュニアが40代になる為、国内消費が多くなると予測できる。

 

★思考のスパンは通常の10倍で考えよ:短期は2030年、中期は50100年、長期は100200年。

 

★企業は代を重ねる毎に強くなるようにしなければいけない。

 

 

 

 

⇒我が社ではやっと10年後ありたい姿、5年後なりたい姿、3年間の実行計画がやっとできた位だ。私は経営者としてもっと思考の時間軸をのばしていかなくてはいけないね。その為にいま私は歴史の本を多く読むようにしているよ。そして今年は社員さんといっしょに個人と会社の理想の10年後を考える機会をつくる予定だよ。

 

 

 

 

★日本がデフレを克服できなかったのは、シェア1位、2位以外のメーカーが多く、国内でずっと安売り合戦をやっていたからだ。そんなことでは世界で戦える企業が育たない。世界レベルで勝つには、強みを更に強くする以外ない。弱いところを育てていては勝てない。他の会社と自社を常に比べる事が大切。

★小売、卸はただモノを売っているだけでは、Webには勝てない。ソリューションが全面になっていないとダメ。

★ダントツ経営とは、コマツでないと困るという度合を高めて、パートナーとして選ばれ続けられる存在になること。

 

 

⇒大資本の大手企業でさえ安売りを否定している。ましてや資本の少ない中小零細企業が低価格戦略を取る事が如何に勝ち目のないことか・・・我が社も自社の“強み“を意識して活かし、Webが侵入してこれない”現場”に特化し、黒崎産業でないと困ると言っていただける“パートナー”と繰り返しお仕事をさせていただけるようにしていこう!

 

 

四代目が思う黒崎産業の“強み“ってなに?

 

三代目社長より

四代目社長への伝言 vol.18「思考の時間軸を伸ばそう」

2014.3.7

今日は雪がちらちら降っている。もうすぐ来る春を雪が惜しんでいるかのようだね。

 

やあ四代目、元気かい?私もう春満開気分なんだ。

 

それは先週、恋い焦がれた人に会うことができからなんだけど今回はその話をするね。

 

 

 

 

 

先週末、石川県トライアスロン協会主催の稲田弘さんの講演会と、山本淳一さんのトライアスロンクリニックに行ってきた。このお二人は私の憧れの人達なんだ。

稲田さんはトライアスロンの最高峰アイアンマン世界選手権のチャンピオンなんだ。でもただの世界チャンピオンじゃないよ、なんと年齢は81歳!

 

なんと69歳から!トライアスロンを始められ、‘12年に8084歳のカテゴリーで世界チャンプになられたんだ。因みに知っていると思うけど、アイアンマンはSWIM3.8KmBIKE180Km、RUN42.195Kmの三種目を連続で行う競技だよ。

 

 

 

 

 

私は稲田さんにお会いできる機会があったら素晴らしいなとずっと憧れていたんだ。そして山本淳一さんは、稲田さんをコーチされている方なんだ。

今回はそのお二人とご一緒にトレーニングをしたり、お二人にお話しを伺うことができた!夢のような機会だった。改めて自分はすごくラッキーな人間だと感じたよ。

 

 

 

 

因みに稲田さんの通常トレーニングメニューというのが、

 

6時から一時間半でプールで3000035000m泳いだ後、

 

曜日によってRUN1015kmBIKE100150kmをなんと仕事をされている日曜日以外の週に6日実行されているんだ!!若いオリンピアン達とも一緒にトレーニングされているそうだ。

 

 

 

今年82歳だよ・・・

 

 

 

 

 

 

稲田さんは『継続は力なり』

 

『限界という壁は自分自身が作り出すもの』だと仰っていた。

 

 

 

 

稲田さんご本人は、特別凄い事をなさっているという感覚はなく、好きな事を普通にやっている感覚だそうだ。いつもトライアスロンの事を考えていて、そして毎日がとても楽しいとニコニコのチャーミングな笑顔で仰っていたんだ。

まさに私にとって、稲田さんは生きる『レジェンド』本当に憧れの方だ!私は稲田さんみたいになりたい。まだ追いつくまでに40年あるから、間に合うと思っているよ。継続は力なりだしね!

 

 

 

 

 

 

ジェームズ・ワトソン博士(DNA二重らせん構造を発見し、ノーベル生理学医学賞

 

を受賞) もインタビューの中でこんなことを語っていた。

『私はいま83歳ですから、90歳になったらどんな人生になるのか、そして医療費にいくら使いたいかと考えている。一番いい答えはゼロです。ですから、テニスをしている時に死ねば、安く上がる。病院ではなく、活きているうちに逝くのが望ましい。5万ドルを六ヶ月の延命に使うより、未来ある子供達の成長の為に使いたい。』

 

 

 

 

私も全く同じ意見なんだ!

 

 

 

 

私はこんな先達のように年齢を重ねていけるようにトレーニングするつもりだよ。四代目はどんな風に年齢を重ねて生きたいかな?

 

三代目社長より

四代目社長への伝言 vol.17「ルールに従う から 創る」

2014.2.28

最近二月にしては暖かくてうれしいよね♪もうすぐ春だしね!

ところでこの前、テレビのバラエティー番組で、学校の教科書についてやっていたのを見たんだ。その内容は、『明石原人』を例に、時代によって、正しいとされていることが違っている。つまり教科書も間違いを載せている事が多々あるという内容だった。

そりゃそうだろう、人間が創るものなんだから教科書とは言え、100%正しいなんて事はない。それに戦時中の教科書は・・・とは今この年齢になっているからすんなり受け入れられる。

 

 

 

でも、幼稚園や小学生の時は、教科書の内容や学校の先生、自分の親が間違っているなんて想像さえしなかったよね。(一部の早熟な小学生は別かもしれないけど)

 

 

 

 

では、“ルール”についてはどうだろうか?

 

 

世の中にはいろいろな“ルール”があるよね。憲法や法律、社会的モラルもルールかな。身近なところでは、業界の仕来りや、友人や家族の中での決まりもルールだよね。

 

 

 

どうせならこの際、それについても本当に正しい(誰にとって?)ルールなのか、必要なルールなのかを疑ってみてはどうだろう?

 

 

 

 

なんでこんな事を伝えたいのかと言えば、私の尊敬するライフネット生命の出口会長の歴史の本『仕事に効く教養としての世界史』を読んでいたら、こんな事が書いてあった。

歴史書は、自分達(その歴史書を書かせている側)の正統性を強調する為、直前の為政者を意図的に悪く描く。つまり自分の都合の良いように記述して残す。それが長い時間の中で史実として一般的になっていることがある。

 

 

 

その例として、唐の太宗李世民は、歴史的事実としてみれば、兄や弟を殺害、父を幽閉して皇位を奪っている。だから自分の正統性を強調する為、当時書かれた歴史書には先帝の煬帝を徹底的に貶められて書かせている。

 

そのおかげもあってか、太宗は長い中国の歴史の中で、4回しかないと言われている平和な時代の一つ、貞観の治を治めた理想の名君と称えられている。

政治に関する太宗の言行を記録した「貞観政要」は日本でも帝王学の教科書として有名だもんね。

 

 

 

つまり、その道の権威や、歴史書に書かれていることでも、本当にそうなのか、事実はどうだったのか、何かの意図が含まれているのではと常に自分の頭で考え、検証しないといけないということだと思うんだ。

 

 

 

そこで、ルールの話になるんだけど、実はルールも同じだと私は思ったんだ。

 

ルールは、そのルールを作った人達のみが都合の良いように作ってないだろうか?と考える必要もあるということに。

 

 

 

ルールは守らなくて良いと言っているのではないよ。ルールは当然必要なんだけど、どうしてそんなルールが作られたのかという意図を常に意識して欲しいんだ。

 

 

 

強者(既得権益者)は常に自分達に都合の良いようにルールを変えたり、新しいルールを作りだそうと懸命になっていることは歴史を学べばよくわかるよね。

 

 

 

商売をやって行くにあたってもルールはすごく重要だ。

 

だから四代目にはルールを創れる人になってほしいんだ。政治家になれと言っているのではないんだよ。例えるなら、無人島の第一発見者にはその島に命名する権利があるだろ?それと同じような意味でだ。

 

 

 

自分の得意な事や分野において、ルールを創造できるようになりたいよね。

 

そしてルールを創れるようになる為には沢山勉強しなければいけない。

 

学校の勉強だけじゃないよ、旅にいったり、本をよんだり、沢山の人と出会ってお話したりすることが勉強なんじゃないかな。いっしょにがんばろう!

 

四代目はどんなルールをつくる?

 

三代目社長より